Spiritually Enlightened?

主に洋楽アーティストの歌詞、インタビュー、レビュー和訳をしつつ、英語学習をしていこうと企むブログ。留学や一人旅など海外で得た体験なども書いていきます。私にしか書けないことを、ゆるーく好きなように。

パリの治安は悪い?女子一人旅でもスリにあわないための対策

こんにちは、

Mimuです!

 

前回の記事で少し触れましたが、

今回は海外でどうしてもスリなどの標的にされがちな日本人女子の方々へ、

絡まれずスキを見せないで観光を楽しむポイントを、

私なりにお伝えしたいと思います!

 

その前に、まずは私が感じたパリの治安とフランス人の印象についてお話しします。

 ネットやガイドブックでは怖いことばかり書かれているパリですが、

実際はどうだったのかを私個人の視点から書いてみようと思います。

 

 

実際のパリの治安&フランス人の印象

 

パリは怖い?パリの人達は親切?

 

今回の旅行に行く前に一番不安だったのが、パリの治安です。

というのも、私の周りでパリにいったことのある人はほぼ全員何かしらスられており、

ネットで検索しても地球の歩き方を読んでもあらゆる手口でスリの被害にあった人たちの話ばかりだったので、

わりと情報を鵜呑みにしがちな私はすっかりビビりきってしまったわけです。😅

また、パリのシャルル・ド・ゴール空港から市内に出るためには、

RER B線という鉄道を使うか空港バスを使うかになるのですが、

このRER B線がまた評判が悪く、汚いし怖いしスリも多いと最悪な言われよう。。

私はパリに着いてすぐにユーロスターでロンドンに行く予定だったので、

朝イチで北駅(Gare Du Nord)に向かわなければならず、

そのためにはバスでなくこのRER B線に乗らなければいけなかったのです。

ちなみに北駅周辺自体も治安が悪い地域との情報を見ていたため、

旅行前の段階でいえば、

例えるならユニバのデッドマンズフォレストに一人で入るよりも

一人でパリに行く方が100倍怖かったです。笑

 

ただ、実際に行ってみたところでは、

観光オフシーズンだったからかそんなにスリっぽい人もロマも見かけず、

ところどころに人通りの少ない道があったりジプシーがいたりしましたが、

特別怖い雰囲気はしませんでした。

恐れていたRER B線も汚いとか怖いとかは全く感じず、

早朝でも人は普通にいたしホームには警官もいました。

RER B線の電車は特急と各停があるらしく、

ちゃんと北駅に停まるか不安になったのですが(どの電車も北駅には停まります)、

勢いで話しかけた向かいの席のフランス人のお兄さんが

「北駅についたら教えてあげるから安心して」と親切に言ってくれ、

そのあと駅に着くまでパリの治安についてやお勧めの美術館、

お互いの職業についてなど色々お喋りして過ごしました。

オスロからパリに戻ってきたときもRER B線を使いましたが、

これまた向かいの席にいた留学生のセネガル人が荷物を置くのを助けてくれ、

そこから留学生くんが降りるところまでずっとお喋りしたりと、

フランスにいる人(とくに男の人)は親切でフレンドリーな人が多いと感じました。

警官とか店員さんはひとによってはフランス語でしか返事してくれなかったりしたけど、

道ですれ違う人は若いひとも年上のひともみんな親切で、

道を聞いたらすぐに英語で教えてくれた。

そして、ちょっとドアを押さえてくれたりとか些細な親切をさらっとしてくれるので、

滞在中メルシーと何回も言ったし、

こっちがちょっとした親切をするとにっこり笑ってメルシーと言われる。

ライブバーでもたまたま目があっただけのフランス人のおじさん方が、

拙い英語で頑張って話しかけてきてくれたりと、

こっちが礼儀正しくさえしていればフレンドリーに接してくれます。

 

そう、問題はパリという街ではなくて、

そこでスリを行うロマやジプシーなど貧乏な移民の人々なわけなのです。

移民を厳しく制限している英国のロンドンと違い、

隣国と陸続きになっているフランスのパリは移民・ジプシーが多く、

スリにおいてはやはりロンドンよりも注意は必要かなと思います。

ネット上の悪い評判ばかりを見て必要以上に怖がる必要は全くありませんが、

そもそも日本とは全く状況が違いますので、

常に気を引き締めている必要があるのは事実です。

 

では、ここからは私がパリで実際にあったスリについてお話しします。

 

ルーブル美術館周辺で署名詐欺

 

北側からルーブル前を通ってオランジュリー美術館に向かうときに、

庭の敷地内を通る道とその外側の道路沿いを通る道があるのですが、

そこが両方まっすぐの一本道になっています。

オフシーズンだからか人通りも少なくちょっと嫌な予感がしたのですが、

午前中だったし大丈夫だろうと角を曲がって道路沿いの一本道に入った瞬間、

10代前半のロマの子供5人くらいに例の署名詐欺に遭いました。

すぐに怪しいとわかったのでNoと睨み付け、無視してまっすぐの道に入りましたが、

しつこく少し後ろから追いかけてくる。

さすがにドキッとしたので全速力で走ったら諦めてくれましたが、

あの人のいない一本道はなかなか怖かったです。

 

サクレクール寺院前の通りで賭けゲーム詐欺

 

これは実は帰ってきた後で気づいたのですが、

サクレクール寺院に行くまでのメインの通りを歩いてたとき、

道端でマジシャンがマジックをしており、

周りには地元っぽい人が数人集まって楽しそうに盛り上がってるのを見かけました。

ボールが三つのカップのうちどれに入っているか当てたら、

みんなが賭けたお金がもらえる?ようでした。

その日はパリ滞在最終日で、

それまでにパリの人たちの親切さやフレンドリーさを経験していたので、

つい立ち止まって様子を見ていたら、

マジシャンに「そこのお嬢さん、ボールをあててごらん」と声をかけられました。

私はなにもお金をかけていなかったし、

マジシャンも素人でボールが見えていたので、

あっさりボールのあるカップを当てました。

そこで周りの人が歓声をあげて、マジシャンが50ユーロ札を私に渡そうとしたとき、

となりに立っていたおばさんが「あなたもお金をかけないとだめなの、50ユーロ持ってる?」といってきて、

私は勿論そんな大きな金額の現金は持ち歩いていなかったので、

「ごめん現金もってないんだ」と行ってその場をあとにしたわけです。

正直このときは単純に「あー残念」としか思ってなかったのですが、

後々調べるとあれもパリでよくある詐欺の一種だったのです。。

しかも旅行前に調べたときに読んで知ってた手口なのに、まんまと巻き込まれかけた。

いやーーあんときさっさと逃がしてもらえてよかった。まじで。

というわけで、サクレクール寺院にいくまでの通りでやってるマジシャン集団には絶対に近寄らないように。

ていうか、基本的に道を歩く以外の「なにか」をしている人には関わらない方がいい。

慣れてきた頃が一番気が緩むので、

皆さんも滞在最終日まで気を抜かないようにご注意ください。

 

パリに行く前に知っておくべきこと

 

ちょっと余談ですが、

パリ以外にもローマとバルセロナマドリッドは特にスリが多いことで有名で、

YoutubeでBarcelona pickpocketと調べると日本ではあり得ないスリ動画が見れます。

実はそれ見て今回バルセロナを諦めたほどです。w(他にも色々理由がありますが)

でも、そんなんで怖がってては行きたいところにいつまで経っても行けません。

スリの手口を事前に調べてちゃんと気をつけていれば被害にあわずにすみますので、

私みたいに必要以上にビビらないで大丈夫です。笑

 

そして、スリの手口だけでなく街のエリア別の特徴を把握しておくことも大切です。

パリ市内は20区に分かれていますが、そのエリアごとの特徴がわかっていれば、

滞在先選びも失敗せずに済むはずです。

そこで、今回私が色々と調べていたなかで一番参考になったブログをご紹介します。

これからパリにいかれる方は、ぜひこちらのブログに一度目を通してみてください。

 

sakaotoko.com

 

こちらのブログではパリの治安の悪い地域がどの辺かを丁寧に説明されています。

私はホステルを予約するときにこちらを参考にさせて頂き、

実際に行ってみてそこにしてよかったなと思いました。

ちなみに私が泊まったのはYoung and Happy Hostelというホステルです。

ホステルの詳しいレビューはまた別の機会に書きますね。

 

 

かなりダラダラと書いてしまいました、、、!

それではスリにあわないための対策、

まずは服装編から!

 

服装

さて、私は夏にヨーロッパにいったことがないので、

冬での服装についてだけお話をしますね。

ポイントはずばり、オシャレはしないこと。

よくヨーロッパの人たちはシンプルな服を着てますよね。

それに比べて日本人はファッションセンスが独特で、

正直服装のバランスとかバリエーションとかに気を使っている度は日本人が高いと思います。

ヨーロッパでも勿論オシャレな人はいますが、

みんな基本的にはタイトなスキニーパンツに黒とかグレーとか地味で目立たない感じのアウターという人が多いです。

ヨーロピアンはみんなスタイルがいいので、

そのシンプルさが映えて十分かっこ良かったりするんですよね。

しかし、ただでさえ顔でアジア系とすぐわかるのに、

そこにオシャレで可愛らしい高見えする服を着てると、

「大人しくて平和ボケしてて英語が話せなくてお金を持ってる日本人だー」

と狙われてしまうのです。

なので、海外慣れしていない方はとくにですが、

服装はジーンズとかスキニーなどのパンツスタイルに、

地味で目立たない色・デザインのアウターにしてください。

ついでに、アウターかもしくはなかに重ね着するパーカーでもいいので、

内ポケットがついていると防犯上便利です。

前回の記事でも書いた通り、そこにクレジットカードとかを入れた小さい財布をいれておけば、

お会計のときに財布を取り出すとき以外はスられる可能性がほぼなくなります◎

無論、パンツの後ろポケットにはモノを入れない、

アウターのポケットにもできるだけモノは入れない、

もしくはずっと手を入れて置くなど注意してください。

ちなみに私は黒のスカートもよく履いてましたが、

スカートは痴漢とか襲われる?かもしれないのであんまりよくないと言われます。

冬だと冷えるし、やはりパンツスタイルが良いと思います。

 

街歩きをするときの鞄についてですが、

私はロンドンに留学してたときはリュックとコットンのトートバッグを使っており、

今回の旅行ではボディバッグを使いました。

なんだか最近サコッシュが流行りだしてるみたいなので、

この機会に旅行用を兼ねて買ってみてもいいかもですね。

とにかく、なくして困るものは持ち歩かないこと、

荷物はできるだけコンパクトにすること、

ジッパーなどでしっかりフタが閉まるものにすること、

そして鞄のフタには常に手をかけておくか、目に見える位置に持ってくること。

可能であれば鞄の上から上着を羽織っておけば最強でしょう。

また、カフェでご飯食べるときとかも気をぬかず、

膝の上に置いておくようにしてください。

机の上にスマホ置いたまま目を離すとかも絶対しないでくださいね。

 

ちなみに、鞄でよく聞く被害は、

ヒモをナイフかカッターで切られて持っていかれたとか、

同じく気づかないうちにナイフで切られて財布を抜き取られていたとか。

あとバイクとすれ違うときにひったくられたとかですね。

鞄をひったくられたときは、あまり執拗に抵抗すると殴られたり、

バイクだと引きずられて大ケガしたりする可能性がありますので、

相手と状況を見て場合によっては諦めることも大事です。

 

化粧

スリ対策で化粧?なんのこっちゃ??って感じですよね。笑

これは完全に個人的な対策なのですが、

私はロンドンにいたときも今回の旅行中でも、

常に濃いめの化粧をしていました。

もともと化粧映えする顔なので日本ではシャドーとリップだけなのですが、

海外では黒のアイラインを濃いめに塗ってシャドーも濃いめ、

眉毛もいつもより濃くしっかりめに書いて、

リップも赤色を塗ってます。

つまり、アジア系特有の顔の薄さというか優しそうさを出来るだけなくすのです。

日本人はただでさえ幼く見えますし、ましてや私は背が小さいので、

せめて化粧を濃いめにしたら多少は威嚇できるんではと思い、

留学時代から続けてます。笑

その化粧のせいなのか、もともと近寄りがたいオーラがでてるのか(笑)、

もしくは両方なのかもしれませんが、

今までヨーロッパでやばいやつに絡まれたり怖い目にあったことはありません。

私の周りでも、日本人らしい可愛らしい感じの子の方が狙われてた気がします。

ただこれに関しては完全に私個人の意見であり、

みんながみんなそうすればいいというものでもないと思うので、

その辺は各自自分の顔と相談してみてください。笑

 

歩き方

服装と鞄と同じくらい大事なのが、歩き方。

慣れない土地だからといって、

立ち止まりつつガイドを見ながらキョロキョロしてたら明らかに旅行者とバレます。

自分が日本で通勤するときのように、

なに食わぬ表情で颯爽とスタスタと歩くこと。

そして、駅や観光地周辺でウロチョロしてたり色んな人に話しかけてたり、

妙にこっちを見たり距離を詰めてくるやつがいるなと思ったら、

とにかく一切スルーで早足でその場を離れること。 

ちなみに、

私はガイドブックを持ち歩いたのは治安の良いリトアニアだけで、

パリでは前日の夜にホステルでガイドブックを見ながらどこを廻るかを計画し、

街にでるときはスマホのグーグルマップを使いました。

 

怪しい人に話しかけられたら

 もし少しでも怪しげな人に話しかけられたら、

とりあえず目線も向けずにガン無視で歩き続けるかその場を離れましょう。

聞こえてないふり、英語フランス語がわからないふりをしましょう。

なかにはこっちの視界に無理やり入ってこようとしたり、

日本語で話しかけてくるやつもいますが、もうガン無視で。

そいつは自分には見えていない存在しないものとして、そこから離れてください。

もし少しでも反応してしまって、向こうが更に話しかけてきたら、

きっと睨んで「ノン、メルシー」とハッキリ言いその場を離れてください。

もし近くに警察がいれば、そちらの方に逃げてください。

 

パリではなくイギリスのマンチェスターであったことなのですが、

物乞いの男性が駅で話しかけてきました。 

「ホームレスで食べるものがないから、お金を恵んでくれ」と。

英語がわからないふりをして日本語で言い返したのに男性はしつこく話し続ける。

やべー逃げるタイミング逃したなーと思い周りを見たら巡回中の警察がいたので、

日本語で「困ってるなら警察に行きましょう」とそちらを指さして歩き出しました。

相手は私が店に行くと思ったようで途中まではついてきたけど、

私が警察の方に向かってるとわかった瞬間に、

「そっちじゃなくてここでいいよ」とかなんとか言ってきた。

無論、私は純粋に困っている人を警察に連れていくつもりで、

「いいからちょっと待ってて」と言いつつ警察の方に向かい、

振り返るとそいつはすっかり私のそばを離れ、別の人に声をかけていました。

いつもならこういうやつには反応しないのですが、

この時はマンチェスターのテロがあった駅で献花してる際に話しかけられたので、

つい気が緩んでしまってました。

テロ犠牲者に献花してる人を狙うなんてホント最低ですよね。

優しい人が狡いやつに騙されてバカを見るなんてことは許されないと思います。

ただ、自分の身は自分で守らないといけません。

本当に、ほんの気を抜いたその瞬間を狙われるので、

くれぐれも気をつけてくださいね。

 

 

以上、

ところどころパリと違う話も交えつつでしたが、

ヨーロッパの治安について共通する基本部分を書かせて頂きました。

他にも思い出したりしたらまた追記しようと思います。

 

もし私はこんなことを気を付けたよーなどありましたら、

お気軽にコメント欄で教えて下されば嬉しいです!

 

それでは、

次の記事はなぜパリに行こうと思ったかについて

お話しようと思います。