Spiritually Enlightened?

主に洋楽アーティストの歌詞、インタビュー、レビュー和訳をしつつ、英語学習をしていこうと企むブログ。留学や一人旅など海外で得た体験なども書いていきます。私にしか書けないことを、ゆるーく好きなように。

洋楽紹介&対訳 - Love You Like That / Dagny

 

 

God dag!(ノルウェー語でこんにちは)(突然やな)

2日連続更新のMimuです!

 

昨日に続きまして、

今日も洋楽紹介&対訳をしていこうと思います。

今回はDagnyというノルウェー出身の女性アーティストをご紹介します。

 

Dagnyってどんなアーティスト? 

 

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Dagnyは1990年7月生まれ27才のノルウェー北部トロムソ出身、

現在ロンドンを拠点に活動している女性ポップアーティストです。

母親が歌手、父親がジャズギタリストという音楽一家で育ち、

幼い頃からジャズ、ブラジル音楽を聞いていたそうです。

音楽性に関しては本人曰くブラジル音楽の影響が強く、

ドラムビートから音楽を作ることが多くてアップビートなリズムが好きだとのこと。

インタビュー動画を見る限りeasy goingなアメリカ西海岸ぽい雰囲気の彼女ですが、

9才のときに兄がガンになったことから死について考えるようになったり、

幼少期から周りと自分は少しズレているという感覚があったと語っています。

いくつかインタビューを調べていて一番印象に残ったのは、

Too Youngという曲の歌詞we're too young to feel this oldにちなんだ話。

「私ってみんなよりも年を取るのが遅く感じるの。

20代半ばだと地元のみんなは大体家族を持ったりキャリアが安定しだすけど、

私は今やっと始める準備ができたばっかり。

これに関しては私は一生こうなんだと思うわ。

これが私のCrisisね。

音楽についても16才のころに学校の発表会で先生や周りの人に誉められてから、

ソングライターになりたいと思うようになった。

だけど他にもしたいことが沢山あって、なにかひとつに集中することができなくて。

ようやく音楽に集中しようと思って2013年ごろにロンドンに来た。

でもなかなか上手くいかなくて、

2015年ごろには一旦地元ノルウェーに帰って大学に行こうとしたこともあった。

そのとき、父親に”私の将来が心配になったりしてない?”

と質問したら、父親は

”一度もないよ。

誰にでも歩める道なんてない、みんなそれぞれの道があるんだからね。”

といったの。

両親はいつだって、私がすることを止めたりしなかった。

ただひたすら、あなたがしていることをし続けなさいといってくれた。

それが私にとってはとても大きかったわ。」

彼女がこう語っているのを読んで、

改めて何を始めるにも遅すぎるということはないんだと希望を感じました。

 

そうしてロンドンに戻り、自身のバンドと音楽活動を続けていると、

彼女に大きな転機が訪れたのです。

あのZane Loweが、

アップルミュージックのラジオBeats 1でBackbeatをオンエアしたのです。

それからというもの彼女のもとには問い合わせの電話メールが溢れ、

海外ドラマ・グレイズアナトミーでBackbeatが使われるなど、

一気にその名が知れ渡ることとなったのです。

ポジティブなエネルギー溢れるリズムとパワフルな歌声、

そして楽しそうに踊るステージパフォーマンスで人々を魅了する彼女。

アメリカのリパブリックレコーズから声がかかり契約した後は、

かのエルトンジョンやスティングのオープニングアクトを務めています。

彼女の実力もそうですが、

改めてZaneとメディアの力の凄さを思い知れるエピソードでもありますよね。

 

新曲:Love You  Like That

さて、そんなDagnyが昨年秋に出した新曲が、

今回紹介するLove You Like Thatです。

とにかくシンプルでキャッチーなメロディーと歌詞に一発ではまってしまいました。

ここ数年ノルウェー出身のアーティストが多く出て来ていますが、

私は彼らの生み出すミドルテンポのシンセポップが大好きです。

また、英語を第2言語としている彼らの英語詞は

シンプルで分かりやすいものが多いのでそこも良いなと思います。

 


Dagny - Love You Like That (Audio)

 

とても簡単なので、

是非皆さんも歌詞を見ながら口ずさんでみてください。

 

英詞

You hate that I usually don't open up
I know when I say it, it doesn't say enough
With you close, I'm the happiest I ever was
I tend to avoid getting emotional
I'm not shutting you out
It's just the way I'm born
But I see myself next to you until we're old
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
I'm not always clever with the words I use
You want something deeper
Yeah I know you do
But right when I hold you, don't you know the truth
One look in my eyes
And you should know the truth
You should know the truth
Yeah, you
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
You know when they say you got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you like that
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
 

対訳

あなたは私のあまりオープンじゃないところが嫌い
わかってる、私が何か言うときっていつも言葉が足らないの
でもね、あなたが近くにいるときが私は人生で一番幸せ
 
私は感情的になるのを避けがち
別にあなたを閉め出そうとしてるんじゃなくて
これが生まれついての私なの
だけど私には見えるわ、将来年老いるまであなたと一緒にいる自分が
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
私は自分の使う言葉も賢く選べないことがある
あなたは私に何か深い言葉を欲してる
ええ、それはわかってるの
でも私があなたを抱き締めた途端、
それだけであなたには真実が分かるでしょう?
 
一目私の目を見るだけで
あなたは真実に気付くはずよ
そう、あなたは真実に気付くべきなの
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
 

対訳後の感想

いやあ、とにかくこのシンプルな歌詞が素敵ですね。
本当にポジティブでハッピーなバイブが溢れている感じ。
彼女の出身のトロムソって、住宅からオーロラが見れるくらい北の方にある街で、
勝手にシガーロスとかみたいな神秘的でダークな音楽性を想像してしまうのですが、
彼女を含め他のアーティストも温かな温度感のあるポップスを作るんですよね。
北欧にいるからこそ温かみのある音楽が生まれるんでしょうか。
この前オスロにいったときも、
まず空港の天上に木があしらわれていて驚かされたり、
クリスマスマーケットでも薪があってみんなそこで暖まりながらお喋りしていたり、
寒い冬の長い国だからこそ冬を楽しんで過ごそうという雰囲気がありました。
彼女はロンドンを拠点にしていますが、
ノルウェージャンの温かみのあるポップスセンスはそのままで、
どんどん活躍していって欲しいなと思います。
 
 
 
 
というわけで、
今回はノルウェー出身のアーティストDagnyのご紹介でした!
日本ではまだそんなに有名ではないですが、
近年アツいノルウェーのアーティストを紹介できて満足です😆
他にも大好きなノルウェーのバンドがいまして、
またブログで紹介したいなと思うので、
ノルウェーの音楽に興味のある方はまたチェックして頂ければ嬉しいです!
 
ではでは:)