Spiritually Enlightened?

主に洋楽アーティストの歌詞、インタビュー、レビュー和訳をしつつ、英語学習をしていこうと企むブログ。留学や一人旅など海外で得た体験なども書いていきます。私にしか書けないことを、ゆるーく好きなように。

洋楽紹介&歌詞対訳 - Monsoon(feat.Mia Mark) / Amber Mark

皆さんこんにちは、

Mimuです!

 

今日も洋楽紹介をしたいと思います。

今回は去年秋頃からめちゃ聴きまくってるAmber Markです。

他にも色々書こうと思うアーティストがいるのですが、

日本語で検索しても情報が少ないアーティストから調べていきたいと思ってるので。

 

個人的には去年デビューしたアーティストとしてぶっちぎり1位な彼女、

ぜひもっと多くの人に聴いて欲しいです:)

 

 それでは、今回も対訳の前に、

いくつかインタビューを読んで得た彼女についての情報を

まとめてご紹介します。

 

 

 Amber Markってどんな人?

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9才までマイアミ、ニューヨークにおり、そこからインドに4年住み、

そこからベルリンに移ったというインターナショナルな経歴を持つ彼女。

母親がどこかに定住しないタイプの人だったそうで、

その母が大好きで一緒に世界中を暮らして廻ってたそうです。

3才のときにマイケル・ジャクソンのコンサートを観たのが初めてのライブ体験で、

今でもホームパーティーに誰でも呼べるとしたらマイケル・ジャクソンも呼びたい、

というほど大事なアーティストのようです。

 

ところが、2013年にそのいつも一緒だった大好きな母親を失い、

「悲しみを乗り越えていくための7つのステップ」という

パンフレットをホスピスからもらったのをきっかけに、

自分なりの悲しみの向き合いかた、乗り越えかたを作ろうと

7曲のEP作成を決めたのだそうです。

その初EPのタイトルである3:33amは、

「3が自分の人生にとても関わりのある数字だから。

たとえば母親が1953年、1983年に兄、1993年に自分が生まれており、

母がなくなったのも2013年6月3日夜10:23だった。

そしてニューヨークでEPを作っているとき朝まで夜通し作業する時期があったが、

集中力がきれて熱中する時間が終わってハッと時計をみるといつも3:33amだった。」

ということから付けたそうです。

 

彼女が音楽で生きていこうと思ったきっかけについては、

「14か15才のころに学校の発表会で歌ったときに、

みんながすごく楽しんでくれたり褒めてもらえたことから、

自分はきっと音楽の道にいくのだと気づいた。

そこからはひたすら沢山の曲を作った。

そしていろんなプロデューサーと一緒に曲を作ろうとしたが、

自分の作りたい音楽が彼らに伝わらず、

デモはいつも全く別の曲に変えられてしまった。

そこから、作曲などはすべて自分で行うように決めた。」

と語っています。

自分がどういう音楽をしたいか具体的に理解していたという、

やはり彼女は才能があったのだなと思わせるエピソードであると同時に、

デモを全く別の曲に変えてしまうことができるプロデューサーの力って、

本当に大きなものだなと改めて気付く話です。

 

彼女の音楽はトライバルソウルというジャンルだと言われるようで、

ボサノバ、またシタールなどのエキゾチックな楽器に影響を受けており、

インドで過ごした時期にinsturumentationに惹かれるようになったのが

音楽性に大きな影響を与えたようです。

母との繋がりが最も深まった時期がインドにいた頃であると語っているので、

インドは彼女の音楽性だけでなく人間性、母親との繋がりなど、

Amberにとって大切な根本の部分が生まれ育った国だといえますね。

 

そんな彼女のブレイクのきっかけは、

2016年にサウンドクラウドにS P A C Eをリリースし、

その数ヵ月後Zane Loweが彼女を取り上げたことで、

一気に世界に知られることとなったことだそうです。

いやーー、きっかけはやっぱりZane、またお前なのか!

ときどきインタビューの突っ走り系ハイテンションをウザがられてるけど、

やっぱりあんたは最高だよ!いいぞもっとやれ!!

とつくづく思う今日この頃です。笑

 

ということで、(?)

まだ24才のAmberですが、

様々な国で暮らした経験、家族の死を乗り越えてきたからか、

すでにとても落ち着いていて自分自身や音楽の表現についても理解が深く、

それらをコントロールしバランスをとる術を持っているアーティストだと思います。

 

どんな音楽?

さて、対訳の前に、私がハマったきっかけの曲をご紹介します。

まずは3:33amのなかの1曲、Lose My Cool。

なんといえばいいのか、

基本的にインディーロックやポップスを聴いてきてた私にとっては

今まで聴いてきたどの音楽にも似てない、

不思議なオリジナルなサウンドでした。

少しかすれていてでも力強いソウルフルな声、

エキゾチックな雰囲気でありながらもピアノサウンドがモダンな雰囲気を加えていて、

そして聴いた誰もが説明不要で踊りたくなるようなリズムビート。

実ははじめはこの曲を対訳しようと思ってたくらい好きな曲です。

また機会があれば対訳したいと思います。

 

 

youtu.be

 

 

そして、もう1曲。

去年5月にリリースされたシングルのHeatwave

こちらはもうタイトルのまま、

聴いたとたん暑い真夏のギラギラの太陽に照らされながら汗流してる気分になります。

そして踊りたくなるのです。

サンバなリズムとピアノのオシャレかつエキゾチックな感じがたまらんです。

イメージはサングラスかけて日焼けしたマッチョなイケメンが

太陽照りつける砂浜でセクシーなレディをナンパして、

いろんな意味で火傷しそうに踊ってる感じ。笑

でもなんていうか、全然チャラい感じがなくて、とにかくsmoothでsexy。

同じナンパでもチャラいやつと大人のsexyな人では全く違う感じで、

その辺の夏のパーティーチューンとは違うのでとにかく聴いてみてください。笑

 

youtu.be

 

 

Monsoonについて

 

さて、本題に入りまして、

今回対訳するのは3:33amに収録のMonsoonです。

はじめは違う曲をしようと思ってたのですが、

色々と調べていくうちに、

彼女がこの曲は母のために作ったもっともパーソナルなものと言っていたこと、

そのパーソナルで正直な歌詞から、

同じように家族を亡くしたりした多くのひとから反響があったことから、

この曲を紹介したいなと思いました。

大事なキーワードであるモンスーンとはインドで年に2回ある季節の台風のことで、

インドで暮らしていたときにモンスーンの季節はいつも母と離れ離れだったので、

母を亡くした今は毎日がモンスーンの季節みたいだ、ということから

生まれた曲だそうです。

きっと誰でも共感できる感情を歌っている曲なので、

ぜひじっくり歌詞を見ながら聴いていただければ嬉しいです。

 

 (2/2追記)

MonsoonのオフィシャルMVを見つけました。

歌詞と曲の背景を知った上でみると泣けます。。

ぜひ見てみて下さいね。

 

youtu.be

 

原詞(英語)

 [Verse 1]

Look at you in bed, you're hardly breathin'
I knew it was gonna end this way
I said it all the time, but you said that you were fine
And now you wonder why, and why you
I tried my best to make you check it out, huh?
I cried so much it burnt my eyes, I begged every day
But all the stubborn things you do
I must've gotten that from you
Now there's nothing they can do, and why you?
I wished that there was somethin' I'd done more
Knocked you out and dragged you there myself
Maybe then you'd be here, you'd be here
 
[Pre-Chorus]
Tuck my things we've grown up to
And how much I love you every way
But you're not here, and with all my tears
It feels like Monsoon every day
[Chorus]
Monsoon
 
[Verse 2]
Look into your eyes, do you see me?
Staring into space, you've lost yourself
The rain has fallen through, and there's nothing I can do
But just cry all over you, and why you?
Play our favorite songs, do you hear them?
Take us back to times so happy, with good health
Traveling galore, just the two of us in store
And the plans we had for more, and why you?
Never thought that there would be an ending
Father loved strong enough to make you stay
If it was, if it was
You'd be here, you'd be here
[Pre-Chorus]
Tuck my things we've grown up to
And how much I love you every way
But you're not here, with all my tears
It feels like Monsoon every day
 
Halo halo halo
[Chorus]
Monsoon
You'd be here
Monsoon
Monsoon
Monsoon
Feels like Monsoon every day
Monsoon
Monsoon
You'd be here
Monsoon
Monsoon
Monsoon
Monsoon
Monsoon
Feels like Monsoon every day
 
Halo Amber, I love you

 

対訳

 

[Verse 1] 

ベッドに寝てるあなたを見るとあなたはほとんど息をしてない

私は最後にこうなることを知ってた

私がいつもそう言ってたのにあなたは大丈夫よと言って

そして今になってあなたはなぜこうなったのかと考えてる

どうしてあなたは...

私はあなたが大丈夫か気を付けるようできるだけ頑張ったのよ?

私は泣きすぎて目を腫らして、毎日懇願して

でもあなたがしてきたことの頑固さは

私があなたから受け継いだところに違いないわ

そしてもう彼らに出来ることはなにもない、なのにあなたはどうして...

私がもっとなにか行動を起こしていれば

あなたを家から出して無理矢理引きずっていっていれば

そうしたら、あなたはまだ生きてここにいたかもしれない

 

[Pre-Chorus]

私はしまいこむ、私たちが一緒に成長して手にしてきたモノ

そしてあなたのどんな部分もどれだけ愛していたかということ

あなたはもうここにいない

私がどれだけ涙を流しても

それって、まるで毎日がモンスーンみたい

 

[Chorus]

 

[Verse 2]

あなたの目を覗き込む、私が見える?

宙を見つめてあなたは自分が誰だかわからなくなってた

雨はただ降り通しで、私に出来ることはなにもなくて

ただベッドのあなたの上で泣いてた、あなたはどうして...

私たちのお気に入りの音楽をかける、あなたには聞こえてる?

健康で幸せだったときを思い出す

沢山の旅をして、お店には私たち二人しかいなくて

もっとしたいことがあったのに、あなたはどうして

それに終わりがあるなんて考えもしなかった

お父さんはあなたを留まらせるだけの強い愛を持ってた

もし...もし...

あなたはここにいたのに、あなたはここにいたのに

 

[Pre-Chorus]

私はしまいこむ、私たちが一緒に成長して手にしてきたモノ

そしてあなたのどんな部分もどれだけ愛していたかということ

あなたはもうここにいない

私がどれだけ涙を流しても

それって、まるで毎日がモンスーンみたい

 

声1:ハロー、ハロー、ハロー(ドイツ語)

 

声2:お母さん、これからどこにいくの?(英語)

声1:英語を話してはダメ(英語)

ドイツ語を学ばないとだめなんだから、

あなたもドイツ語を話すのよ!(ドイツ語)

......

......

 

声1:ハローアンバー、愛してるわ

 

 

対訳してみて(感想)

お母さんへの愛が本当に詰まっていて、

歌詞を知ってから聴くと本当に胸がいっぱいになります。

誰かが病気や怪我で亡くなるときって、

その家族や周りにいる人はその人を愛していればいるほど、

自分があのときこうしてれば亡くならなかったかもしれないって、

自分のことを責めてしまったりするんですよね。

まだそういう経験をしていない私にとっては、

そこを乗り越える辛さって全く想像ができなくて。

自分の家族や親友が亡くなったとき、自分は乗り越えられるのかな。

 

つい最近、マンチェスターバイザシーという映画を観たのですが、

それも愛する人の死を乗り越えられない、というのがテーマになってて。

乗り越えなくても、その思いを抱えて生きていくということを、

その映画では描いていました。

 

私は3人兄弟の末っ子で、両親から甘やかされて育ってきたので、

今も実家暮らしだし両親がいない生活とか想像できない...

でも、そろそろ自立していかなきゃだめだし、

親が介護必要になるかもしれないし、

これからは自分が家族、そして自分自身を守れるようにならないと、

と思わされました。

 

あと、最後の会話がなにいってるのか聞き取れなくて気になってたのですが、

Geniusという歌詞サイトで誰かがそれについてコメントしてくれてました。

なので、対訳の最後にそのコメントを参考に和訳を載せました。

 

訳するときに、ちょっとわからないとこが2ヶ所ありました。

Tuck my things~のところと、

Travelling galore, just the two of us in storeのところです。

my things we've grown up toの意味がいまいちはっきり分からなかったのと、

travelling galoreはそのまま沢山旅をしたって意味でいいのか。 

言いたいことはわかる気がするのですが、

この解釈で合ってるのかな?と言う感じです。^^;

こういうことじゃない?って方いましたら、

ぜひ教えて頂ければ嬉しいです。

 

 

 

というわけで!

今回はAmber Markをご紹介しましたがいかがでしたか?

最近少しバタバタしてて時間がかかってしまいましたが、

これからもマイペースに更新していこうと思います。

それでは、また次回:)

 

洋楽紹介&対訳 - Love You Like That / Dagny

 

 

God dag!(ノルウェー語でこんにちは)(突然やな)

2日連続更新のMimuです!

 

昨日に続きまして、

今日も洋楽紹介&対訳をしていこうと思います。

今回はDagnyというノルウェー出身の女性アーティストをご紹介します。

 

Dagnyってどんなアーティスト? 

 

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Dagnyは1990年7月生まれ27才のノルウェー北部トロムソ出身、

現在ロンドンを拠点に活動している女性ポップアーティストです。

母親が歌手、父親がジャズギタリストという音楽一家で育ち、

幼い頃からジャズ、ブラジル音楽を聞いていたそうです。

音楽性に関しては本人曰くブラジル音楽の影響が強く、

ドラムビートから音楽を作ることが多くてアップビートなリズムが好きだとのこと。

インタビュー動画を見る限りeasy goingなアメリカ西海岸ぽい雰囲気の彼女ですが、

9才のときに兄がガンになったことから死について考えるようになったり、

幼少期から周りと自分は少しズレているという感覚があったと語っています。

いくつかインタビューを調べていて一番印象に残ったのは、

Too Youngという曲の歌詞we're too young to feel this oldにちなんだ話。

「私ってみんなよりも年を取るのが遅く感じるの。

20代半ばだと地元のみんなは大体家族を持ったりキャリアが安定しだすけど、

私は今やっと始める準備ができたばっかり。

これに関しては私は一生こうなんだと思うわ。

これが私のCrisisね。

音楽についても16才のころに学校の発表会で先生や周りの人に誉められてから、

ソングライターになりたいと思うようになった。

だけど他にもしたいことが沢山あって、なにかひとつに集中することができなくて。

ようやく音楽に集中しようと思って2013年ごろにロンドンに来た。

でもなかなか上手くいかなくて、

2015年ごろには一旦地元ノルウェーに帰って大学に行こうとしたこともあった。

そのとき、父親に”私の将来が心配になったりしてない?”

と質問したら、父親は

”一度もないよ。

誰にでも歩める道なんてない、みんなそれぞれの道があるんだからね。”

といったの。

両親はいつだって、私がすることを止めたりしなかった。

ただひたすら、あなたがしていることをし続けなさいといってくれた。

それが私にとってはとても大きかったわ。」

彼女がこう語っているのを読んで、

改めて何を始めるにも遅すぎるということはないんだと希望を感じました。

 

そうしてロンドンに戻り、自身のバンドと音楽活動を続けていると、

彼女に大きな転機が訪れたのです。

あのZane Loweが、

アップルミュージックのラジオBeats 1でBackbeatをオンエアしたのです。

それからというもの彼女のもとには問い合わせの電話メールが溢れ、

海外ドラマ・グレイズアナトミーでBackbeatが使われるなど、

一気にその名が知れ渡ることとなったのです。

ポジティブなエネルギー溢れるリズムとパワフルな歌声、

そして楽しそうに踊るステージパフォーマンスで人々を魅了する彼女。

アメリカのリパブリックレコーズから声がかかり契約した後は、

かのエルトンジョンやスティングのオープニングアクトを務めています。

彼女の実力もそうですが、

改めてZaneとメディアの力の凄さを思い知れるエピソードでもありますよね。

 

新曲:Love You  Like That

さて、そんなDagnyが昨年秋に出した新曲が、

今回紹介するLove You Like Thatです。

とにかくシンプルでキャッチーなメロディーと歌詞に一発ではまってしまいました。

ここ数年ノルウェー出身のアーティストが多く出て来ていますが、

私は彼らの生み出すミドルテンポのシンセポップが大好きです。

また、英語を第2言語としている彼らの英語詞は

シンプルで分かりやすいものが多いのでそこも良いなと思います。

 


Dagny - Love You Like That (Audio)

 

とても簡単なので、

是非皆さんも歌詞を見ながら口ずさんでみてください。

 

英詞

You hate that I usually don't open up
I know when I say it, it doesn't say enough
With you close, I'm the happiest I ever was
I tend to avoid getting emotional
I'm not shutting you out
It's just the way I'm born
But I see myself next to you until we're old
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
I'm not always clever with the words I use
You want something deeper
Yeah I know you do
But right when I hold you, don't you know the truth
One look in my eyes
And you should know the truth
You should know the truth
Yeah, you
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
You know when they say you got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you like that
You know how they say you got the real thing
When nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
All I wanna say is I got the real thing
And nothing else matters
I love you like that
I love you like that
I love you like that
I love you, I love you
I love you like that
 

対訳

あなたは私のあまりオープンじゃないところが嫌い
わかってる、私が何か言うときっていつも言葉が足らないの
でもね、あなたが近くにいるときが私は人生で一番幸せ
 
私は感情的になるのを避けがち
別にあなたを閉め出そうとしてるんじゃなくて
これが生まれついての私なの
だけど私には見えるわ、将来年老いるまであなたと一緒にいる自分が
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
私は自分の使う言葉も賢く選べないことがある
あなたは私に何か深い言葉を欲してる
ええ、それはわかってるの
でも私があなたを抱き締めた途端、
それだけであなたには真実が分かるでしょう?
 
一目私の目を見るだけで
あなたは真実に気付くはずよ
そう、あなたは真実に気付くべきなの
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
ねえ、ほら
他のものがどうでもよくなるとき人は本物を手にしてるって言うけど
私はまさにそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
私が言いたいことはただひとつ
私は本物の何かを手にしていて他のことなんてどうでもいいってこと
私はそんな風にあなたを愛してる
そんな風にあなたを愛してるのよ
 
 

対訳後の感想

いやあ、とにかくこのシンプルな歌詞が素敵ですね。
本当にポジティブでハッピーなバイブが溢れている感じ。
彼女の出身のトロムソって、住宅からオーロラが見れるくらい北の方にある街で、
勝手にシガーロスとかみたいな神秘的でダークな音楽性を想像してしまうのですが、
彼女を含め他のアーティストも温かな温度感のあるポップスを作るんですよね。
北欧にいるからこそ温かみのある音楽が生まれるんでしょうか。
この前オスロにいったときも、
まず空港の天上に木があしらわれていて驚かされたり、
クリスマスマーケットでも薪があってみんなそこで暖まりながらお喋りしていたり、
寒い冬の長い国だからこそ冬を楽しんで過ごそうという雰囲気がありました。
彼女はロンドンを拠点にしていますが、
ノルウェージャンの温かみのあるポップスセンスはそのままで、
どんどん活躍していって欲しいなと思います。
 
 
 
 
というわけで、
今回はノルウェー出身のアーティストDagnyのご紹介でした!
日本ではまだそんなに有名ではないですが、
近年アツいノルウェーのアーティストを紹介できて満足です😆
他にも大好きなノルウェーのバンドがいまして、
またブログで紹介したいなと思うので、
ノルウェーの音楽に興味のある方はまたチェックして頂ければ嬉しいです!
 
ではでは:)
 
 

洋楽紹介&歌詞対訳 - From Under Liquid Glass / Peace

 

 

新年明けましておめでとうございます!

Mimuです!

 

2018年になって早1週間が過ぎましたが、

今のところ寝るかYouTubeか英語勉強かしかしてないです。

ごろごろ正月最高ですね。

そんな日々も明日が最後になるので、

最後までしっかりだらだらしようと思います。笑

 

そして、去年末に始めたばかりのこのブログですが、

これから自分の勉強のため+たまたま見てくれた誰かの役に立てるように、

じっくりマイペースに更新していこうと思います。

どうぞ宜しくお願いいたします🐶

 

 

さて、過去記事は全て一人旅のお話でしたが、

新年ということでトピックを変えて、

私の好きな曲のご紹介&対訳をしようと思います!

記念すべき1曲目は少し迷ったのですが、

先月出たばかりということでPeaceの新曲にしました。

また、せっかくなのではじめにバンド紹介もしてみたいと思います。

では、挨拶が長くなりましたが初対訳いってみよー!

 

 

 

 Peaceってどんなバンド?

 

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 (左:サム、真ん中上:ドム、真ん中下:ハリー、右:ダグ)

 

Peaceはイギリス・バーミンガムという地方工業都市の近く、

ウスターという街出身の4人組インディーロックバンド。

これまでにアルバム2枚をリリースしていて、

今年3枚目が出る予定らしい(?)。

ボーカルギターのハリー・コイザーとベースのサム・コイザーが兄弟で、

ハリーの方が弟です。

コイザー兄弟は幼い頃から暇潰しに色々バンドを組んでいたようで、

ピースの前身バンドについてはハリーとドムが高校で知り合い、

そこにドムと同じ中学校だったギターのダグが誘われた形で始まったそうです。

四人ともスタイリッシュでちょっと澄ましてる?感じがあり、

初期からなんとなく飄々としてるイメージがありました。

年齢でいうとハリーが1991年4月生まれなので今年で27才になり、

ピースを結成したのが18才頃、1stが出たのが21才。

始めはなかなか人気が出ず、地元でも知られていないバンドだったそうで、

メンバーの長年の努力があってのブレイクだったんだなと 。

また、幼馴染みということでメンバー同士仲がよく、

時おりじゃれあってる様子が微笑ましいです。笑

その仲良し具合に萌えるファンも多いようで、

サマソニ時ですでにキャーキャー言われており思わず

「えっ?そういう感じのバンドなの?」と驚いた記憶があります。

今思えば確かにみんなスタイルいいしイケメンだから納得。

あと、個人的にはハリーのファッションセンスというか、

ライブでもわりとごつめのコート着ちゃう感じとかとても好きです。

 

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ハリーは髪色も黒、茶髪、金髪、赤、オレンジなど、

ちょこちょこ変えてるので見てて飽きないです。

 

さて、音楽性はというと、

基本的にはUKインディーロックで、初期はサイケ色が強かったと思います。

2ndでは更に楽曲のポップさ(すぐ耳に残るメロディーセンス)に磨きをかけつつ、

1stよりもかなり爽快な爆発力を持ったI'm a Girlという曲を作ったり、

World Pleasureという曲ではストリングスを使って壮大な音の広がり方を見せるなど、

ド派手さではないですが着実に成長していってるバンドだと思います。

ギターサウンドは元々のサイケっぽい空間的に響かせるような部分も残しつつ、

ハリーがツェッペリン等に影響を受けているので(昔からかな?)、

がんがんに歪んだロックサウンドを入れてきたり。

音楽性のバランス感覚は先輩バンドのFoalsにも通じる部分がある気がする。

本人達も好きみたいですし、影響受けた部分もあるかもですね。

そして、個人的にはハリーの声というか歌い方がとても個性的で好きです。  

少しねっとり?していて哀愁のある喉を絞るような歌い方なんだけど、

すごく真っ直ぐ声を飛ばしてくる。

ライブもなかなかしっかり演奏してて上手くて、Lovesickとか超盛り上がります。

バンド結成するまで、また結成から売れるまで時間がかかった分、

演奏技術はしっかり安定しているバンドです。

ここで、個人的にPeaceといえば!的な、お勧めの曲を少しご紹介します。

 


Peace - Follow Baby

 


Peace - Lost on Me

Lost on Meのビデオは確か優秀ミュージックビデオ賞に選ばれてた気がします。

 

 

ちなみに、私のPeaceベストソングは2ndのSomedayという曲で、

ハリーのいたいけエモすぎる失恋ソングなのですが、

当時ハリーがNME弾き語りセッションで歌ったSomedayがめちゃくちゃ良くて。

 

www.nme.com

いやあ、久しぶりにこの動画見たけど何回見てもエモいわ。

そして、横で吠える狼ドムがまたたまらん。

はじめさすがにちょっと笑えたけど。笑

Somedayは当時好きすぎてギターコピーしてよく弾き語りしてたし、

今でも余裕で弾けます。

 

バンド自体は1stの時から知ってて聴いてたしサマソニでも最前で観てたのですが、  

このSomedayで本当に好きになりましたね。

しかもその当時自分自身が失恋したタイミングだったので、

もう、沁みないわけがなかったです。笑

今まで見てきた歌詞やインタビューの様子からすると、

ハリーはなかなか繊細で女々しいキャラのようで、

わりと落ち込むと大変になっちゃうようですが、

そういうハリーが真っ直ぐな声で涙を堪えてるように歌うからこそ、

Somedayがあれだけ沁みてくるんだなとしみじみ思います。

 

 

そんなわけで、

Peaceは個人的にちょっぴり思い入れのあるバンドなのです。

 

 

新曲:From Under Liquid Glassについて

 

さて、そんなPeaceの今回の新曲は、

精神に問題を抱える人達をサポートするMQという団体とのコラボ曲のようです。

まずはミュージックビデオを観てみて下さい。

 


Peace - From Under Liquid Glass (Official Video)

 

まず、お風呂に沈んでるシーンはどうやって撮影したんだ???

と誰もが気になってしまうビデオですが、

私も分からないので今日はそこはスルーして。笑

 

イントロから淡々と繰り返されるシンプルなギターコード。

そこに重なってくるハリーの歌声。

そしてそのハリーの物憂げで喉の苦しそうな声が、

サビになるにつれ痛いほど叫ぶように、真っ直ぐ突き抜けていく。

全編通してひたすらハリーの歌声とシンプルなギターが繰り返され、

大サビではコーラスが入り壮大になって終わる。

とにかくシンプルで、

歌詞とハリーの歌声がすっと入ってくる構成になっています。

 

ハリーはこの曲について、

「2016年の春にあった自身の辛い体験をもとに作曲した」とコメントしています。

それがなんの出来事だったのかを調べてみたのですが、

どうやら2016年から付き合っている恋人が子宮外妊娠をした時期だったそうです。

(ちなみにこの恋人はThe 1975のマシューの元恋人だそう。)

あんまりゴシップは知りたくない派なので普段はこういうの調べないのですが、

曲について調べていると出てきて......そりゃつらいわ。。となりました。

この背景についてはブログを書いている今知った事実なので、

ちょっと今かなり衝撃を受けて動揺しているのですが、、(おちつけ)

この背景を踏まえて歌詞の訳をしたいと思います。

勿論、私なりの素人解釈なので間違っている箇所もあるかと思いますので、

ここはこうじゃないか?という点があればお気軽にコメント頂ければ嬉しいです。

 

 

もとの英詞

 

 [Verse 1]
Soda explodes
Everything's soaked
The camel's back is so close to broke
Held together by a thread
Nobody home
No one to phone
I'm scared to face the music alone
In my big fuckin' mental head

[Chorus]
Everybody's changing, and blooming, and moving on
Finale of a season
Is weakened and overrun
My soul must be feared
Lying in my empty room
On my broken bed
I'm left alone with my big fuckin' mental head

[Verse 2]
I was not cool
Freak of the school
I couldn't read the papers to learn
So lock me up until the day I'm dead
A toast to the girl who fucked up my heart
And tried again to fix it but instead
Just fucked my big fuckin' mental head

[Chorus]
Everybody's changing, blooming, and moving on
Finale of a season
Is weakened and overrun
My soul must be feared
Lying in my empty room
On my broken bed
I'm left alone with my big fuckin' mental head

[Bridge]
In my bones I know there's something real
But I can't control the way I feel
In my bones I know there's something real
But I can't control the way I feel

[Chorus]
Everybody's changing, blooming, and moving on
Finale of a season
Is weakened and overrun
My soul must be feared
Lying in my empty room
On my broken bed
And I'm left alone with my big fuckin' mental head

 

※歌詞はGeniusという歌詞共有サイトから引用しました。

日本語対訳

 

[Verse 1]

開けたソーダが飛び散って

全部びしょ濡れになった

もうそろそろ我慢の限界なんだ

あとたった一本の細い糸が切れればおしまいなくらいに

家には誰もいない

電話する相手もいない

音楽(※1)と独り向き合うのが怖い

まるでおかしくなっちまった俺の頭の中

[Chorus]

周りはみんな変わっていって、

それぞれ成功して人生の花を開かせて、

そして次へと向かっていく

季節の終わりはすでに弱まり、

すっかり枯れきってしまった

俺の魂は幸せに飢えてる

空っぽの自分の部屋

壊れたベッドの上に横たわる

ひとりぼっちだ

ほら俺ってもう完全にイカれちまったんだよ(※2)

 

[Verse 2]

俺はイケてなんかなかった

学校では変わり者で浮いてて

勉強もまるでダメだった(※3)

誰かいっそ俺が死ぬまで監禁してくれって気分だ

俺の心を滅茶苦茶にしたあの子に乾杯だ

病んじまった俺を元に戻そうとよりを戻したけど

結局は更に滅茶苦茶にしていった、あの女の子に

[Chorus]

周りはみんな変わっていって

それぞれ成功して人生の花を開かせて

次へと向かっていく

季節の終わりはすでに弱まり、

すっかり枯れきってしまった

俺の魂は幸せに飢えてる

空っぽの自分の部屋

壊れたベッドの上に横たわる

ひとりぼっちだ

笑えるよな、俺って完全にイカれちまったんだよ(※2)

 

[Bridge]
心の奥底で、俺は現実と向き合うことを知ってる(※4)

でも、自分がこんな風に感じてしまうのを
俺はどうしても止められないんだ

[Chorus]

周りはみんな変わっていって

それぞれ成功して  人生の花を開かせて

そして次へと向かっていく

季節の終わりはすでに弱まり、

すっかり枯れきってしまった

俺の魂は幸せに飢えてる

空っぽの自分の部屋

壊れたベッドの上に横たわる

ひとりぼっちだ

ほんと笑えるよな

俺って完全にイカれちまったんだよ(※2)

 

 

 

ポイントの英語表現

 

・The camel's back is so close to broke

Straw that broke the camel's backが元になっていると考えられます。

あと藁一本でも乗せたら壊れてしまうほどモノを限界まで積んだラクダの背中、

ということかな。

そこから転じて、もう我慢の爆発寸前の状態を表現になっているようです。

 

・Held together by a thread

この文章でGoogleで画像検索したら、

たった一本の糸でかろうじて繋がってる、ちぎれかかった綱の画像が出てきました。

なのでこれもひとつめの我慢の限界という状態を表す表現だと思われます。

 

・Finale of a season

これはFrom earlier this seasonだと記載している歌詞サイトもあったのですが、

音的にも意味的にもFinale of a seasonのが正しいのかなと思いそっちで解釈しました。

どちらにせよ一番訳が難しかった部分で、

正直weakenedとoverrunをどう訳せばいいのかいまいち分かりません。

ハリーの心情を想像するに、

恋人と楽しく過ごしてた時期の幸福な気持ちは

すっかり弱まって終わってしまったという感情を表してるのかもしれません。

 

---------以下2018.09.04追記---------

 

※1…face the music

この表現、実はこれで「現実と向き合う」という1つのフレーズだほうです。

ただ、ハリーの場合は自分がミュージシャンなので、

そのままの意味の音楽とかけてるようです。

 

※2…big fucking mental head

意味としてはそのままなんですが、

イギリス人にこの歌詞を見て貰ったところ、

「歌詞全体はシリアスでナイーブな詩的な表現なのに、

ここだけ言葉がすごくラフ(big fucking)だから、

急に投げやりになった感じがネイティブからすると笑ってしまう」

とのこと。

これはつまり、

ハリーはすごく病んでて落ち込んでるけど、

病んでる自分のことを「分かってるよ、俺ってバカらしいよな」って

自分で皮肉って笑うような気持ちを表してるのだと。

だからわざとbig fuckingという雑な言葉を使ってるのですね。

 

※3…couldn't read a papers to learn 

字が読めないくらいバカで勉強できなかったという意味、

勉強する気持ちになれないくらい学校が嫌だったという意味、

貧しくて勉強用の新聞や本を買うことすらできなかったという意味、

この3つが考えられる。

 

※4 …in mw bones i know there's something real

骨の中(自分の心のどこか奥底)では無意識に、

生きてたらきっと良いことがあるし、

自分がこんなに落ち込む必要なんてないんだ、

という希望があるのを感じてるんだけど、

でも今の自分にはなかなか病んでる気持ちから抜け出すことができない。

 このブリッジの歌詞のみが、

希望というか光について少し触れているところで、

それ以外のネガティブな歌詞とコントラストになって際立っている。

 

---------追記終わり---------

 

対訳後の感想

 

いやーーー、、

訳する前からハリー相当病んでたんだろうなとは察してたものの、

正直こんな重い事情があったとは知らず。。

曲自体も歌詞もすごくシンプルな分、ストレートにキますね。

bridgeの歌詞の感覚とかすごい分かる。

病んでるときって、自分で分かっててもそこから抜け出せない。

冷静に考えられるいつもの自分に戻れない。

光が見えかけてるのに上を向けない苦しさ、

見えてるのにそこまで歩けないもどかしさ。

ああーーーーまじ泣ける。。

 

それにしても、

ハリーも苦しかっただろうけど、彼女は本当に辛かっただろうな。

治療のために薬をいっぱい摂取したり注射を何回もしたり、

モルヒネで意識が朦朧としたまま眠れず朝を迎えたりしていたそうです。

子宮外妊娠(子宮内以外に受精卵が着床すること)についても軽く調べたのですが、

起こる確率は全体の1%とかなり珍しく、

妊娠6週目くらいまでは通常の妊娠と区別が着かないそう。

さらに、一度なるとその後も繰り返す可能性があるようです。

彼女もいまは元気でやってるみたい?なので、

二人にはこのまま無事にゴールインしてほしいなと勝手ながら思います。

それにしても、ハリーは前の彼女とも婚約までしてたのに結局ダメになったりと、

なかなか苦労が多いですね。

(個人的には前の彼女のが可愛くて好きでした)

 

 

 

と、いうわけで!

第一弾はかなり重い内容になってしまいましたが...(汗)

シンプルな英詞ながらも新しい表現を学べて勉強になりました。

これからもっと色々な英詞に触れて英語を学びつつ、

その曲やアーティストのことも掘り下げていければと思います。

この記事を読んでくれた方が少しでもPeaceというバンドに興味を持ったり、

すでに知ってた方も新曲ってこんな曲だったんだと参考にして貰えれば嬉しいです。

 

それでは、

2018年も沢山の音楽と出会えますように!

Mimuでした:)

 

パリにいこうと思ったきっかけ、パリという街とそこにいる人たちの話

こんにちは、

Mimuです!

 

今回は私がなぜパリに行こうと思ったのか、

しかもこのテロなどで情勢の不安定なときになぜ行ったのか、

その理由についてお話しようと思います。

 

 

 2015年テロに見舞われたパリ

 

2年前にバタクラン劇場でテロが起こったとき、

ツイッターと日本のテレビでそれを知りました。

演奏中に突然鳴り響く何発もの銃声、

それに気付いて悲鳴をあげながらしゃがみ出す観客たち、

ステージの袖に急いで隠れる演者。

しかも、そのライブハウスのテロと同時に他2ヵ所でもテロがあったという、

本当に恐ろしく悲惨な事件。

ライブハウスという私にとって身近な場所が狙われたという事実がショックで、

とても衝撃的な出来事でした。

 

そんなニュースが数日続いたあとのことです。

まだテロがあって間もないというのに、

パリの人々は怖がって家に閉じこもったりせず、

数え切れないほどの人が広場に出てテロに対して堂々と「怖くなんかない」と

訴えているというニュースが目に入りました。

それまで私にとってパリはスリの多い場所で、

プライドの高いフランス人がいるところというイメージしかなかったのですが、

そのニュースを聞いたときに、

パリの人たちはなんて強くて美しいんだろうと、

強く感動したのを覚えています。

 

強く美しく楽しみながら暮らすパリの人々

 

そして、それをきっかけにパリにいってみたいと思うようになり、

今回実際にパリに行ってきたわけですが、

私が思っていた通り、いやそれ以上に、

パリの人たちはパリという街を、

そして自分たちの生活を愛して楽しもうとしているのだなと感じました。

一度行っただけ、しかもたった4日間いただけで何を偉そうにと自分でも思いますが、

少なくとも私が見てきたパリの人たちからはそんな空気を感じとりました。

昔からよく、

フランス人はプライドが高いから英語で話しかけても返事をしない 、

という話を聞きますが、

確かに彼らはフランス語に誇りを持っていて、

特に女性は「あなたフランス語話せないの?仕方ないわね」

という感じのひとが多く感じたけど、

それでもお店をでるときにメルシーと言うと笑顔を返してくれることが多かったし、

レディに優しいジェントルマンなフランス人男性はみんなとても優しく感じた。

そして、男女関係なくマナーを大事にする人が多いのかなと思った。

例えば、

私が両手荷物で塞がっていたときに若い女の人が前の扉を押さえてくれてたり、

有人レジに並んでいたとき、空になった買い物かごを片付けて、

後ろのおばあちゃんが物を置けるスペースを作ってあげると、

こちらを見てにっこりメルシーと言ってくれたり。

日本でもこれくらいのことはあるかもですが、

なんというかすごくさりげなく、しかも上品に(ここ大事笑)、

当たり前のようにこういうことが出来る人が多い気がします。

あと、駅でカルネ(切符)を買おうとしたとき、

「そこの券売機壊れてるからだめよ~笑」と話しかけられたり、

一人でバーにいったときも、

たまたま目が合ったおじさんグループがにっこりして話しかけてきたり。

なんというか、みんなフランクに楽しそうに親切をする感じ。

まあでも、警察にはテキトーにあしらわれましたがね。笑

なので、女子一人旅でパリにいく人は、

道を聞くときは警察でなくその辺の通行人に話しかけましょう。笑

 

 

フランス人は英語が話せる?

 

あ、ちなみに、

フランス人はみんな英語話せるイメージがあるかもですが、

お年寄りとか少し上の年代の人(30半ば以上?)だと片言程度な人もいます。

さすがに若い人は話せる人が多いかなと感じました。  

ただ、パリにいて思ったのは、

「フランス語が話せればなあー」ということ。

リトアニアオスロに関しては、

お店の人がこちらが観光客と分かればはじめから英語で話しかけてきたりするのですが、

フランス語は英語中国語の次くらいに世界的に話す人・学ぶ人が多い言語なので、

お店に行ってもフランス語のまま話しかけられたり。

てか、やっぱりフランス語って綺麗で可愛いんですよね。

だから、フランス人といるとフランス語を話したくなる。

英語以外の言語をこんなに話したいと思ったのはフランス語が初めてかも。

 

パリ観光にフランス語は必要?

 

私はもともと北欧の言語とドイツ語に興味があり、

出身の某外大では第2外国語でドイツ語を取ってたのですが、

ドイツ語2年終わったら残りの2年でフランス語取りたかったんですよね。

訳あって取れなかったのですが。←

いやあほんとに、大学時代にもっと勉強頑張れば良かった、、泣

 

それはおいといて、

ドイツ語をしたことがあったので、

似てる部分のあるノルウェー語も学びたいなと思ってたんです。

が、ノルウェー語ってぶっちゃけ使う機会ほぼないし、

個人的にオスロってフィヨルドとか以外はそんなに観光地的な魅力がないというか。(おい)

でも、街に娯楽が少ないからこそ、音楽活動などに没頭する人達が多く、

良いアーティストが沢山出てきてるのかなと思うのですが、

観光客としてはそんなに頻繁に行くとこではないのかなと。

 

でも、パリはぶっちゃけあと3回は行きたいと思うし、

フランス語で返事できたらなーと思う場面が多かったです。

そして、

美術館が好きな人は特にですが、

思った以上にフランス語しか作品説明がなかったりと、

フランス語が分からないと味わえない作品も少なくなかったです。

なので、何が言いたいかというと、

これからパリに行くひとは簡単なとこだけでもいいから

フランス語を勉強していってほしい!ということです。

勿論、英語だけでも問題はありませんし、

身ぶり手振りを使ったり、

今はGoogle翻訳という最強兵器があるので

簡単な英語だけでも大丈夫だと思いますが、

もしフランス語を少しでも話せたら、理解できたら、

もっともっとパリを楽しめると思います😄

 

 

 

というわけで、

今回は私がパリに興味を持ったきっかけ、

そしてパリにいって実際に感じたことをお話しました!

これからパリに行く人にとって、

より楽しむための良いヒントになれば嬉しいです☺

 

  

パリの治安は悪い?女子一人旅でもスリにあわないための対策

こんにちは、

Mimuです!

 

前回の記事で少し触れましたが、

今回は海外でどうしてもスリなどの標的にされがちな日本人女子の方々へ、

絡まれずスキを見せないで観光を楽しむポイントを、

私なりにお伝えしたいと思います!

 

その前に、まずは私が感じたパリの治安とフランス人の印象についてお話しします。

 ネットやガイドブックでは怖いことばかり書かれているパリですが、

実際はどうだったのかを私個人の視点から書いてみようと思います。

 

 

実際のパリの治安&フランス人の印象

 

パリは怖い?パリの人達は親切?

 

今回の旅行に行く前に一番不安だったのが、パリの治安です。

というのも、私の周りでパリにいったことのある人はほぼ全員何かしらスられており、

ネットで検索しても地球の歩き方を読んでもあらゆる手口でスリの被害にあった人たちの話ばかりだったので、

わりと情報を鵜呑みにしがちな私はすっかりビビりきってしまったわけです。😅

また、パリのシャルル・ド・ゴール空港から市内に出るためには、

RER B線という鉄道を使うか空港バスを使うかになるのですが、

このRER B線がまた評判が悪く、汚いし怖いしスリも多いと最悪な言われよう。。

私はパリに着いてすぐにユーロスターでロンドンに行く予定だったので、

朝イチで北駅(Gare Du Nord)に向かわなければならず、

そのためにはバスでなくこのRER B線に乗らなければいけなかったのです。

ちなみに北駅周辺自体も治安が悪い地域との情報を見ていたため、

旅行前の段階でいえば、

例えるならユニバのデッドマンズフォレストに一人で入るよりも

一人でパリに行く方が100倍怖かったです。笑

 

ただ、実際に行ってみたところでは、

観光オフシーズンだったからかそんなにスリっぽい人もロマも見かけず、

ところどころに人通りの少ない道があったりジプシーがいたりしましたが、

特別怖い雰囲気はしませんでした。

恐れていたRER B線も汚いとか怖いとかは全く感じず、

早朝でも人は普通にいたしホームには警官もいました。

RER B線の電車は特急と各停があるらしく、

ちゃんと北駅に停まるか不安になったのですが(どの電車も北駅には停まります)、

勢いで話しかけた向かいの席のフランス人のお兄さんが

「北駅についたら教えてあげるから安心して」と親切に言ってくれ、

そのあと駅に着くまでパリの治安についてやお勧めの美術館、

お互いの職業についてなど色々お喋りして過ごしました。

オスロからパリに戻ってきたときもRER B線を使いましたが、

これまた向かいの席にいた留学生のセネガル人が荷物を置くのを助けてくれ、

そこから留学生くんが降りるところまでずっとお喋りしたりと、

フランスにいる人(とくに男の人)は親切でフレンドリーな人が多いと感じました。

警官とか店員さんはひとによってはフランス語でしか返事してくれなかったりしたけど、

道ですれ違う人は若いひとも年上のひともみんな親切で、

道を聞いたらすぐに英語で教えてくれた。

そして、ちょっとドアを押さえてくれたりとか些細な親切をさらっとしてくれるので、

滞在中メルシーと何回も言ったし、

こっちがちょっとした親切をするとにっこり笑ってメルシーと言われる。

ライブバーでもたまたま目があっただけのフランス人のおじさん方が、

拙い英語で頑張って話しかけてきてくれたりと、

こっちが礼儀正しくさえしていればフレンドリーに接してくれます。

 

そう、問題はパリという街ではなくて、

そこでスリを行うロマやジプシーなど貧乏な移民の人々なわけなのです。

移民を厳しく制限している英国のロンドンと違い、

隣国と陸続きになっているフランスのパリは移民・ジプシーが多く、

スリにおいてはやはりロンドンよりも注意は必要かなと思います。

ネット上の悪い評判ばかりを見て必要以上に怖がる必要は全くありませんが、

そもそも日本とは全く状況が違いますので、

常に気を引き締めている必要があるのは事実です。

 

では、ここからは私がパリで実際にあったスリについてお話しします。

 

ルーブル美術館周辺で署名詐欺

 

北側からルーブル前を通ってオランジュリー美術館に向かうときに、

庭の敷地内を通る道とその外側の道路沿いを通る道があるのですが、

そこが両方まっすぐの一本道になっています。

オフシーズンだからか人通りも少なくちょっと嫌な予感がしたのですが、

午前中だったし大丈夫だろうと角を曲がって道路沿いの一本道に入った瞬間、

10代前半のロマの子供5人くらいに例の署名詐欺に遭いました。

すぐに怪しいとわかったのでNoと睨み付け、無視してまっすぐの道に入りましたが、

しつこく少し後ろから追いかけてくる。

さすがにドキッとしたので全速力で走ったら諦めてくれましたが、

あの人のいない一本道はなかなか怖かったです。

 

サクレクール寺院前の通りで賭けゲーム詐欺

 

これは実は帰ってきた後で気づいたのですが、

サクレクール寺院に行くまでのメインの通りを歩いてたとき、

道端でマジシャンがマジックをしており、

周りには地元っぽい人が数人集まって楽しそうに盛り上がってるのを見かけました。

ボールが三つのカップのうちどれに入っているか当てたら、

みんなが賭けたお金がもらえる?ようでした。

その日はパリ滞在最終日で、

それまでにパリの人たちの親切さやフレンドリーさを経験していたので、

つい立ち止まって様子を見ていたら、

マジシャンに「そこのお嬢さん、ボールをあててごらん」と声をかけられました。

私はなにもお金をかけていなかったし、

マジシャンも素人でボールが見えていたので、

あっさりボールのあるカップを当てました。

そこで周りの人が歓声をあげて、マジシャンが50ユーロ札を私に渡そうとしたとき、

となりに立っていたおばさんが「あなたもお金をかけないとだめなの、50ユーロ持ってる?」といってきて、

私は勿論そんな大きな金額の現金は持ち歩いていなかったので、

「ごめん現金もってないんだ」と行ってその場をあとにしたわけです。

正直このときは単純に「あー残念」としか思ってなかったのですが、

後々調べるとあれもパリでよくある詐欺の一種だったのです。。

しかも旅行前に調べたときに読んで知ってた手口なのに、まんまと巻き込まれかけた。

いやーーあんときさっさと逃がしてもらえてよかった。まじで。

というわけで、サクレクール寺院にいくまでの通りでやってるマジシャン集団には絶対に近寄らないように。

ていうか、基本的に道を歩く以外の「なにか」をしている人には関わらない方がいい。

慣れてきた頃が一番気が緩むので、

皆さんも滞在最終日まで気を抜かないようにご注意ください。

 

パリに行く前に知っておくべきこと

 

ちょっと余談ですが、

パリ以外にもローマとバルセロナマドリッドは特にスリが多いことで有名で、

YoutubeでBarcelona pickpocketと調べると日本ではあり得ないスリ動画が見れます。

実はそれ見て今回バルセロナを諦めたほどです。w(他にも色々理由がありますが)

でも、そんなんで怖がってては行きたいところにいつまで経っても行けません。

スリの手口を事前に調べてちゃんと気をつけていれば被害にあわずにすみますので、

私みたいに必要以上にビビらないで大丈夫です。笑

 

そして、スリの手口だけでなく街のエリア別の特徴を把握しておくことも大切です。

パリ市内は20区に分かれていますが、そのエリアごとの特徴がわかっていれば、

滞在先選びも失敗せずに済むはずです。

そこで、今回私が色々と調べていたなかで一番参考になったブログをご紹介します。

これからパリにいかれる方は、ぜひこちらのブログに一度目を通してみてください。

 

sakaotoko.com

 

こちらのブログではパリの治安の悪い地域がどの辺かを丁寧に説明されています。

私はホステルを予約するときにこちらを参考にさせて頂き、

実際に行ってみてそこにしてよかったなと思いました。

ちなみに私が泊まったのはYoung and Happy Hostelというホステルです。

ホステルの詳しいレビューはまた別の機会に書きますね。

 

 

かなりダラダラと書いてしまいました、、、!

それではスリにあわないための対策、

まずは服装編から!

 

服装

さて、私は夏にヨーロッパにいったことがないので、

冬での服装についてだけお話をしますね。

ポイントはずばり、オシャレはしないこと。

よくヨーロッパの人たちはシンプルな服を着てますよね。

それに比べて日本人はファッションセンスが独特で、

正直服装のバランスとかバリエーションとかに気を使っている度は日本人が高いと思います。

ヨーロッパでも勿論オシャレな人はいますが、

みんな基本的にはタイトなスキニーパンツに黒とかグレーとか地味で目立たない感じのアウターという人が多いです。

ヨーロピアンはみんなスタイルがいいので、

そのシンプルさが映えて十分かっこ良かったりするんですよね。

しかし、ただでさえ顔でアジア系とすぐわかるのに、

そこにオシャレで可愛らしい高見えする服を着てると、

「大人しくて平和ボケしてて英語が話せなくてお金を持ってる日本人だー」

と狙われてしまうのです。

なので、海外慣れしていない方はとくにですが、

服装はジーンズとかスキニーなどのパンツスタイルに、

地味で目立たない色・デザインのアウターにしてください。

ついでに、アウターかもしくはなかに重ね着するパーカーでもいいので、

内ポケットがついていると防犯上便利です。

前回の記事でも書いた通り、そこにクレジットカードとかを入れた小さい財布をいれておけば、

お会計のときに財布を取り出すとき以外はスられる可能性がほぼなくなります◎

無論、パンツの後ろポケットにはモノを入れない、

アウターのポケットにもできるだけモノは入れない、

もしくはずっと手を入れて置くなど注意してください。

ちなみに私は黒のスカートもよく履いてましたが、

スカートは痴漢とか襲われる?かもしれないのであんまりよくないと言われます。

冬だと冷えるし、やはりパンツスタイルが良いと思います。

 

街歩きをするときの鞄についてですが、

私はロンドンに留学してたときはリュックとコットンのトートバッグを使っており、

今回の旅行ではボディバッグを使いました。

なんだか最近サコッシュが流行りだしてるみたいなので、

この機会に旅行用を兼ねて買ってみてもいいかもですね。

とにかく、なくして困るものは持ち歩かないこと、

荷物はできるだけコンパクトにすること、

ジッパーなどでしっかりフタが閉まるものにすること、

そして鞄のフタには常に手をかけておくか、目に見える位置に持ってくること。

可能であれば鞄の上から上着を羽織っておけば最強でしょう。

また、カフェでご飯食べるときとかも気をぬかず、

膝の上に置いておくようにしてください。

机の上にスマホ置いたまま目を離すとかも絶対しないでくださいね。

 

ちなみに、鞄でよく聞く被害は、

ヒモをナイフかカッターで切られて持っていかれたとか、

同じく気づかないうちにナイフで切られて財布を抜き取られていたとか。

あとバイクとすれ違うときにひったくられたとかですね。

鞄をひったくられたときは、あまり執拗に抵抗すると殴られたり、

バイクだと引きずられて大ケガしたりする可能性がありますので、

相手と状況を見て場合によっては諦めることも大事です。

 

化粧

スリ対策で化粧?なんのこっちゃ??って感じですよね。笑

これは完全に個人的な対策なのですが、

私はロンドンにいたときも今回の旅行中でも、

常に濃いめの化粧をしていました。

もともと化粧映えする顔なので日本ではシャドーとリップだけなのですが、

海外では黒のアイラインを濃いめに塗ってシャドーも濃いめ、

眉毛もいつもより濃くしっかりめに書いて、

リップも赤色を塗ってます。

つまり、アジア系特有の顔の薄さというか優しそうさを出来るだけなくすのです。

日本人はただでさえ幼く見えますし、ましてや私は背が小さいので、

せめて化粧を濃いめにしたら多少は威嚇できるんではと思い、

留学時代から続けてます。笑

その化粧のせいなのか、もともと近寄りがたいオーラがでてるのか(笑)、

もしくは両方なのかもしれませんが、

今までヨーロッパでやばいやつに絡まれたり怖い目にあったことはありません。

私の周りでも、日本人らしい可愛らしい感じの子の方が狙われてた気がします。

ただこれに関しては完全に私個人の意見であり、

みんながみんなそうすればいいというものでもないと思うので、

その辺は各自自分の顔と相談してみてください。笑

 

歩き方

服装と鞄と同じくらい大事なのが、歩き方。

慣れない土地だからといって、

立ち止まりつつガイドを見ながらキョロキョロしてたら明らかに旅行者とバレます。

自分が日本で通勤するときのように、

なに食わぬ表情で颯爽とスタスタと歩くこと。

そして、駅や観光地周辺でウロチョロしてたり色んな人に話しかけてたり、

妙にこっちを見たり距離を詰めてくるやつがいるなと思ったら、

とにかく一切スルーで早足でその場を離れること。 

ちなみに、

私はガイドブックを持ち歩いたのは治安の良いリトアニアだけで、

パリでは前日の夜にホステルでガイドブックを見ながらどこを廻るかを計画し、

街にでるときはスマホのグーグルマップを使いました。

 

怪しい人に話しかけられたら

 もし少しでも怪しげな人に話しかけられたら、

とりあえず目線も向けずにガン無視で歩き続けるかその場を離れましょう。

聞こえてないふり、英語フランス語がわからないふりをしましょう。

なかにはこっちの視界に無理やり入ってこようとしたり、

日本語で話しかけてくるやつもいますが、もうガン無視で。

そいつは自分には見えていない存在しないものとして、そこから離れてください。

もし少しでも反応してしまって、向こうが更に話しかけてきたら、

きっと睨んで「ノン、メルシー」とハッキリ言いその場を離れてください。

もし近くに警察がいれば、そちらの方に逃げてください。

 

パリではなくイギリスのマンチェスターであったことなのですが、

物乞いの男性が駅で話しかけてきました。 

「ホームレスで食べるものがないから、お金を恵んでくれ」と。

英語がわからないふりをして日本語で言い返したのに男性はしつこく話し続ける。

やべー逃げるタイミング逃したなーと思い周りを見たら巡回中の警察がいたので、

日本語で「困ってるなら警察に行きましょう」とそちらを指さして歩き出しました。

相手は私が店に行くと思ったようで途中まではついてきたけど、

私が警察の方に向かってるとわかった瞬間に、

「そっちじゃなくてここでいいよ」とかなんとか言ってきた。

無論、私は純粋に困っている人を警察に連れていくつもりで、

「いいからちょっと待ってて」と言いつつ警察の方に向かい、

振り返るとそいつはすっかり私のそばを離れ、別の人に声をかけていました。

いつもならこういうやつには反応しないのですが、

この時はマンチェスターのテロがあった駅で献花してる際に話しかけられたので、

つい気が緩んでしまってました。

テロ犠牲者に献花してる人を狙うなんてホント最低ですよね。

優しい人が狡いやつに騙されてバカを見るなんてことは許されないと思います。

ただ、自分の身は自分で守らないといけません。

本当に、ほんの気を抜いたその瞬間を狙われるので、

くれぐれも気をつけてくださいね。

 

 

以上、

ところどころパリと違う話も交えつつでしたが、

ヨーロッパの治安について共通する基本部分を書かせて頂きました。

他にも思い出したりしたらまた追記しようと思います。

 

もし私はこんなことを気を付けたよーなどありましたら、

お気軽にコメント欄で教えて下されば嬉しいです!

 

それでは、

次の記事はなぜパリに行こうと思ったかについて

お話しようと思います。 

 

ヨーロッパ女子一人旅2週間の費用&バックパックとWi-Fiルーター、服装など

こんにちは、

Mimuです!

 


今年の11月末から2週間、はじめての海外バックパック一人旅にいってきました。

方面はヨーロッパ、パリインパリアウトで、

パリ→マンチェスターリバプール→ヴィリニュス→オスロ→パリ

という、かなり謎で無駄な廻り方をしました。笑

 


というのも、今回の旅の目的は、

マンチェスターとパリのテロがあった現場を訪れること、

前からずっと行きたかったリトアニア十字架の丘にいくこと、

大好きなバンドのいるオスロという街にいってみたい、

の3点だったからです。

 


リトアニア以外にも、行きたいところはモロッコのシャウエンとかウユニ塩湖とかたくさんあるんだけど、

まずはリア充っぽい人たちがいかなそうなまだマイナーめなところ(笑)にいこうと思い、

また冬でも楽しめるということでリトアニアを選びました。

 


また、一人よりも誰かといった方が楽しそうなところは次にいこうということで、

一人でも楽しめる、むしろ一人じゃないと来ないかも?という場所を選びました。

 

 

旅であったことはまた別の記事で書くとして、

今回は2週間(12泊)でかかった費用と、準備したものなどを発表します!

 

旅行費用


それでは、まず旅行費用から発表ーー!

(端数切り捨ててるのでざっくりの金額です)

 


移動費:

航空券代(中国東方航空関空ーパリ) 74,000円

ユーロスター(パリーロンドン) 7,000円

鉄道(ロンドンーマンチェスター) 3,600円

電車(マンチェスターリバプール) 1,900円

ライアンエアー(リバプールーヴィリニュス) 3,000円

SASエアー(ヴィリニュスーオスロ) 7,000円

SASエアー(オスローパリ) 15,000円

 

小計 約112,000円

 


宿泊費:

マンチェスター1泊 2,000円

ヴィリニュス4泊 12,000円

オスロ3泊 9,900円

パリ3泊 16,000円

 

小計 約40,000円

 


合計 約152,000円

 


ここに現地での交通費、食費、観光費、お土産代などが約110,000円かかりました。

なので、合計約262,000円という感じです。


航空券は2ヶ月前きった頃に購入、

ホステルも1ヶ月前までくらいで手配し、

日本よりも物価の高いイギリス(は一瞬で出ましたが)・フランス・ノルウェーを廻ったということを思えば、

まあまあこんなもんかな?

航空券類はgoogleのフライト検索で探してexpediaなど各サイトで予約、

ホステルはBooking.comとHotels.comとhostelworldで予約しました。

3ヶ月前に予約しておくだけでも、少なくともあと25,000円は安くできてたと思います。😅

まあそもそもルートが自由奔放すぎたので、

効率よく廻るならリトアニアオスロなどの東欧と北欧を廻る、

イギリスとフランスを一緒に廻るとかが良いですね。笑

 

LCCなどの移動手段の手配については、

安さよりも時間に余裕を持てるものを選んだり、

ホステルも一応女子一人ということで安全で便利な立地、

Wi-Fiがちゃんと繋がるところ、キッチンがあるところなど口コミをかなり調べ、

更にヴィリニュスは1人部屋、パリは女子専用6人部屋を選んだりしてました。

てかライアンエアーの早朝6時台発とか乗る人いるのか?笑

私は冬だととくに寒いし暗いし、寝坊したら終わりなので今後も絶対早朝便は使わないです。笑

 

 

物価(パリ、オスロ)


ちなみにフランスのパリ、ノルウェーオスロの物価がどれくらいかというと、

ルーブル美術館内だったとはいえミネラルウォーターがたしか約700円(5ユーロ)、

パリの老舗カフェ/カフェドフロールで注文したカプチーノ

焼いたパンに目玉焼きが乗った軽めのカフェ飯が2,900円、

オスロのバーで注文したサイダー(お酒)が1,400円、

セブイレのペットボトルの水が300円、

マートハーレンというフードコートで食べたフィッシュスープと炭酸ジュースが3,200円など。

いやもうまじで日本の2倍~3倍って感じですね。

しかも食に関しては日本の方が大体美味しいし。笑

オスロカプチーノとフィッシュスープ、パリのパン・スイーツ系は美味しかったけど、

それ以外は別にって感じでした。😂

まあ今回は食についてはそんなにリサーチせずいったので、きっと美味しいものもあるはず!笑

ちなみに日本だと10,000円するラメゾンドゥショコラの詰め合わせがパリ本店で6,000円くらいで買えたり、

高いばかりではなくお得な買い物もできました🙆

 

 

 

旅行前の準備

 

次に、

旅行に行く前の準備で使った費用、準備したものなどをご紹介します😺

 


今回は冬のノルウェーにいくということで、ビビりまくってかなりの防寒着を買いました。(結果的にそこまで寒くなかったのですが笑)

ソレルのウィンターブーツ、

モッズコートの短め?みたいなN-2Bブルゾン、

ユニクロのブロックテックパーカー、

ユニクロの超極暖ヒートテック・タイツなど22,000円ほど。

そしてバックパック8,000円、そしてWi-Fiルーター購入で21,000円。

 

あとは色々小物や薬、予備の食品(カロリーメイトとか一本満足とか)などで10,000円ほど使ったので、

全部合わせると初期費用で合計60,000円ほど使った形です。

 

 

主にお金がかかったバックパック、服装、Wi-Fiルーターについて詳しくお話します。

 

 

バックパック


初めての一人旅で勿論バックパックも持っていなかったので、

好日山荘やらなんやら見に行ってみたのですが、

そんなに安い買い物でないのもあり迷ってしまい結局買えず。

そして今回はヨーロッパ(秘境とかでなく街)に行くので、

ひとまず気軽にカジュアルに使えるものをとネットで探してみたところ、

アマゾンでキャビンゼロの44Lを見つけ購入しました。

私はCZ26の黒を8000位で買いましたが、今は1万円に値上がりしたようです...

その代わりにウルトラライトという安いのが出ているので、

そちらもリンクを貼ってます。

 

 

 

 


ただし、

これはガチのバックパックについてる肩とか腰の固定ベルト?もなく、

本当にただのデカイリュックって感じなので、

一日中背負って歩くと肩がめちゃくちゃ痛くなります。。

今回の旅程では1日目と2日目がほぼずっとザックを背負ったまま移動する必要があり、

そのせいで3日目くらいまで肩がめちゃくちゃ痛かったです。

(それが原因なのかよくわかりませんが、

旅行中に謎に歯茎が腫れてしまいしばらく食べ物が楽しめませんでした😢)

でも10,000円以下と安いし生地自体はしっかりしてるし、

毎日背負いっぱなしのハードな移動はしないという場合はお手軽で良いと思います。

機内持ち込み用のサイズで設計されており、ちょっとした出張用としても使えるデザインなので、

私みたいに「そんな頻繁にバックパッカー旅しないしガチザックはいいかな...」という人におすすめです。

 

 服装

語学留学で冬にロンドンにいたことがあるので、

イギリスより下のヨーロッパの寒さは大体想像がつきました。

しかしさすがに北欧となるとビビってしまい、

気温をググってみたらオスロとヴィリニュスは11月ですでにマイナスになる日が。。

ということで、天下のユニクロで超極暖シリーズを買い揃えたのですが、

実際に行くまでは本当にどうなることかとビクビクでした。

 

しかし蓋を開けてみると、

私がもともと寒さに強いこともありますが、

11月のオスロは日本とそんなに変わらない寒さ(最低-5度とかでも暖流の影響でそこまで寒くならない)だったため、

普通のヒートテックでも大丈夫でした。

ということで、超極暖は帰ってきてすぐに寒がりの姉にあげました。笑

ただ今年のヨーロッパは例年より早めに雪が降ったり積もったりしたようで、

雪となるとやはり手袋とブーツは必須です。

手袋ないと手がすぐ感覚なくなるし、ブーツも滑り止めのあるものがベストです。

ブーツはソレルのコージーカーニバル、

ブルゾンは空軍が冬用に使用したフライトジャケットが元となったN-2B、

パーカーはユニクロのブロックテックパーカーを買いましたが、

どれもデザインも可愛いし旅行中しっかり寒さから守ってくれ、

帰ってからもずっと使ってます。

旅行の思い入れもあってすっかりお気に入りの相棒達になりました😆

 

とくに便利さでいえば、

ユニクロのブロックテックパーカーは深めの内ポケットがついていて、

大事なもの(クレジットカードなどを入れた100均の小さい財布)はそこにずっといれてたのでスリに怯えずに過ごせました。

ちなみにパスポートと予備の現金やカードは服の下に付けていたトラベルウェストポーチにいれ、肌身離さず持っていました。

また、移動の際はボディバッグを前向きにかけて身軽に動いてたので、狙われる隙もそんなになかったと思います。

 

余談ですが、そんな感じで上手く周囲に馴染めていたからか、

パリの最終日にはイヤホン付けながら歩いていたにも関わらず、

荷物を持って何やら焦った様子のヨーロピアンカップルに「何々駅ってどこ?」って道聞かれたり、

泊まっていたホステルのキッチンで夜紅茶を飲んで寛いでたら宿泊客の中国人の男の人に「ここ(ホステル)で働いてる人?」と言われたり、

謎に地元長い感が出ていたみたい?でした。笑

日本人でもナメられないための地元感の出し方(?)については、別の投稿でまた書こうと思います。

 

Wi-Fiルータ

実は、初めはまったくルーター持っていく気はなく、街中のフリーWi-Fiだけで行く気でした。

実際にロンドンに留学していた頃もそうしていたので、なんとかなるだろうと思ってました。

しかし、出発1週間前を切ってから急に

「2週間くらいならWi-Fiルーター借りていくらだろう?」と調べ出すことに。(遅いw)

調べていくうちに、Wi-Fiレンタルサイト(確かWi-ho!で価格.comのクーポンを使った場合)で

2週間6,600円と格安でレンタルできるのを見つけました。

ただ、レンタル機種はバッテリー持ちが4時間と短く、

各ホステルには部屋にコンセントがちゃんとあるかわからないし、

もし充電できなかったときのことを考えて長く持つ方が安心だということで、

ルーター購入に踏み切りました。

実際、私が購入したglocalme G3というルーターはバッテリー持ちが10時間以上、

万が一の時はスマホの充電用としても使えるし、

初めにおまけで1GBがついてたのでお得だったし大満足。

私は機械が苦手だったのでちゃんと使いこなせるか不安でしたが、

これのお陰で安心して無駄なく旅行ができました😊

ほんとに買って良かった! 

こちらもリンクを貼っておりますが今は1GBプレゼントはしてないのかな?

しているやつは出品がGotennaで公式ではなさそうなので、

購入の際は注意して確認してください。

 

 


ちなみに、

Wi-Fiは平均1週間の滞在で1GB使う人が多いようで、わたしも12日間で1.6GB使いました。

計算すると、glocalme G3を購入した場合1週間程度の旅行に4回いくと元が取れるようです。

ちなみにglocalmeはウェブでデータパッケージを購入して使うか、

現地でSIMカードを買って挿して使うこともできるので便利だと思います。

データパッケージは国単体ごとやヨーロッパ33ヵ国などの地域ごと、

また世界共通で使えるプランが300MB、1GB、3GBといった様々な種類で用意されており、

有効期限は世界共通のものだと1年、それ以外は1ヶ月とかだったと思います。

初期設定も簡単だったしサイズと重さも個人的には許せる範囲、

起動して1~2分で使えるので本当に便利。

 

ただ気になったのは、スマホ充電用バッテリーとしても使えるのですが、

私のXperiaは相性が悪かったのか、大して充電されないのにルーターのバッテリーが激減してました。

モバイルバッテリーをもうひとつ持っていってたため、スマホ充電は結局そっちでしました。

ちなみにルーターの取扱説明書は英文のものしかなかったので、英語苦手な方はちょっと注意かも?

手順自体は全然複雑ではなくほんの数分で終わったので大丈夫だとは思いますが...😓

 

 

 

 

以上、

女子バックパック一人旅 in ヨーロッパ4カ国6都市にかかった費用と、

準備にかかった費用、購入して良かったもののご紹介でしたーー!

 

長々と書きましたが、

冬のヨーロッパへバックパック旅を考えている・もしくは女子一人旅を考えている人にとって、

少しでも参考になれば嬉しいです!

 

 

自己紹介

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どうもはじめまして、
Mimuといいます!


関西で英語に関わる仕事をする小動物系ぐーたら女子です😆


最近日々が漫然としていて、今年一年何も成長できていないのでは…と焦りを覚え、せめて自分の好きなことへの知識くらいは深めたいとブログ始動を決意しました!
(もっと他にやることあるんとちゃうか)


これから最低週に1回更新していく予定です!
(ハードル低いな)


以下、ざざっと自己紹介です↓↓


Mimu:音楽と英語と甘いものが好きな関西人。

友達からはテンション高めで声が大きいのでいつも楽しそうと言われる。素が変人なためノリだけで話したり動きがち。黙っていれば可愛いのにとよく言われる。
ユルめのクリスチャンだが口が悪い。


~海外~
高校生のころにブリスベンにホームステイ、大学生のころにロンドンに語学留学。
今までに台湾(仕事で台北九分高雄など)、パリ、ヴィリニュス(リトアニア)、オスロマンチェスターリバプールアイルランド(田舎とダブリン一瞬だけ)に行ったことがある。

今年バックパック一人旅デビューした。
◎そのときの備忘録としてブログ書こうと思ったのがきっかけなので、まずはこれから書いていく予定。


~英語~

去年英検1級相当の点数(CSEスコア2760点)で準1級に合格。
スピーキングではまさかの満点を取るが、簡単すぎて日本こんなんじゃまじでやべーよ。。と逆にショックを受ける。
いつかケンブリッジ英検のCAEを取るのが目標。
◎英語学習用に、好きなアーティストのインタビュー和訳とかも載せていく予定。


~音楽~
好きな音楽は主にpop,indie rock,alternative系。

FoZZtone/渡會将士(日本)、Bombay Bicycle Club/Mr Jukes(UK), Panic!at the Disco, GREEN DAY(US)は一生愛していくバンド。
2017年ベストアルバムはぶっちぎりでエドシーランの÷。
今年ハマったお気に入りアーティストはOh Wonder、Amber Mark。
ベストライブはサマソニ東京のカサビアン

サマソニは大学からほぼ毎年、フジは3回参加。
ロンドンにいたときも色々ギグ巡りをしましたが、海外フェスにはまだ行けてません…。
グラストかコーチェラに行きたい!


~甘いもの~(おまけ)
チョコレートと生クリームが大好きで、ロンドンでスコーンに目覚める。
今年出会った美味しいチョコレートブランドはイギリスのPump Street Bakery、ポーランドのSMAK POLSKI、日本のAudrey、アメリカのFINE&RAW CHOCOLATE、イタリアのF%nderia del cacao。



頑張って参りますので、
どうぞよろしくお願いしまっす!🙌